Arista-CloudVisonPortal 導入方法

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Arista-CloudVisonPortal

こんちわ
ピン村です。
新卒で入社した会社で約4年過ごしましたが、
まさか他社に買収されるとは思いませんでした。  

と、少々先行きが不安過ぎて仕事に身が入らないところではありますが、
今回は、AristaのSwitch , Access Point等の統合運用ツールであるCloudVisionPotalを紹介します。  

え、AristaのCloudVisionPotalって、誰でも手に入りましたっけ? という、
疑問は想像に容易いですが、私の場合Aristaと年間保守契約結んでいるので、
"SaaS -> オンプレ管理に移したい" だけで要望が通るわけです。

そんなわけで、構築してみました。
(OVA展開するだけですけどね。)

  1. CloudVisionPotalのovaファイルを展開

    まずは、vSphere Client (vCenter) からovaファイルを展開していきます。
    ova展開が終了したら、仮想マシンをパワーオンします。  

  2. CloudVisionPortalの設定
      
    OSにログインし、ネットワークの設定、CloudVisionPortalのパスワードを決めます

  3. CloudVisionPortalへログイン
    CloudVisionPortalで設定した、IPアドレスをブラウザで開きます。
    この際、ユーザー名はcvpadmin , パスワードはCloudVisionPortalにて、
    初期設定したパスワードでログインすることができます。

    image

  4. CloudVisionPortalに登録したいArista Switchを設定する。 (Arista Switch上での設定)

    まず、必要なこととしてCloudVisionPortalにログインできるユーザー名とパスワードの組み合わせを、
    Arista Switch上のユーザーとして作成する必要があります。

    そのため、Arista Switch上で "cvpadmin" というユーザー名を作り、
    パスワードをCloudVisionPortalにログインするときのパスワードと統一にします。

    coreSW01(config)#username cvpadmin secret cvpにログインするときのパスワード

    続いて、タイムゾーンを設定します。
    この時、CloudVisionPortalで設定されているタイムゾーンは、

    image

    添付の画像の通り、画面右上側の設定から入り、
    タイムゾーンを指定することができます。

    なお、Arista Switch上でもNTPによる時刻同期が必要であり、
    300秒以上CloudVisonPortalとArista Switch間で時刻差分がある場合は、
    Arista SwitchをCloudVisionPortalへ登録することはできません。

    なので、Arista Switch上で下記の通り設定をします。

    coreSW01(config)#clock timezone Japan
    coreSW01(config)#ntp server 133.243.238.244

    IPアドレス: 133.243.238.244 は ntp.nict.jp を指します。

    上記設定後、下記コマンドを入力すると現在のntpステータスが表示されますが、
    繁栄までに時間がかかります。

    coreSW01(config)#show ntp status
    unsynchronised
    poll interval unknown

正常にntpとの同期が開始されると、
下記のようなコマンドの実行結果になります。

synchronised to NTP server (61.205.120.130) at stratum 2
time correct to within 34 ms
polling server every 1024 s

次に、Arista SwitchのAPI機能を有効化する必要があります。
そのため、下記のコマンドを順番に入力することで、API機能を有効化することができます。

coreSW01(config)#management api http-commands
coreSW01(config-mgmt-api-http-cmds)#protocol http
coreSW01(config-mgmt-api-http-cmds)#no shutdown
coreSW01(config-mgmt-api-http-cmds)#sh management api http-commands
Enabled: Yes
HTTPS server: running, set to use port 443
HTTP server: running, set to use port 80
Local HTTP server: shutdown, no authentication, set to use port 8080
Unix Socket server: shutdown, no authentication

上記の作業完了後、webブラウザのCloudVisionPortalに戻り、
Arista Switchの登録を行います。

image

画面の赤枠で囲った箇所を順に選択し、
IPアドレスを入力後、"Onboard 1 Device" と表示されている青色のボタンを選択することで、
デバイスの登録を行うことができます。

image

vMotion 動作の注意点

VMのデータストアは共有ストレージを指定してください。
ESXiローカルのデータストアのままではvMotionが発動しません。
なお、共有ストレージなしでのvMotionのやり方が存在する見たいですが現状構築方法が分からないので記載をしません。
ホントすんません( ;∀;)

VMware Docs vSphere7.0
共有ストレージのない環境での vMotion を使用した移行

以上で、vMotionの構築は終了です。
お疲れさまでした。!!

いやー、共有ストレージなしでのvMotionにこだわり結構な時間を無駄にしてしまいましたが "共有ストレージあり"であればiSCSIの構築を抜いて爆速で作れます。
是非お試しあれ!(´ω`)