Horizon 8 on Nutanix part1(構築)
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Horizon 8 on Nutanix part1(構築)
皆さん、おはこんばんちわ
最近、ケースアサインが常時4件越えでブチギレなピン村でございます。
前回までのおさらいですが、前職がBroadcomから独立した某社(前職)が、vSphereの呪縛から逃れ、
弊社(皆まで言うな)製品でも対応するということでBetaプログラムに登録しました。
その上で、今回は実際の構築をやっていこうかなと思います。
登録場所は? (今更ですが...)
Betaプログラムの登録フォームは以下になります。
Omnissa Beta Program
https://techzone.omnissa.com/create-beta-user-profile
登録フォームのリンクを踏むと、
名前と職業、その他個人情報を入れます。
最後が鬼門ですが、知り合いのOmnissa従業員氏名 or メールアドレスを入れる必要があります。
私の場合は、元同僚にお願いしました。
快く引く受けていただき感謝いたします。
環境要件
- Prism Central 2024.3 以上
- AOS 7.0 以上
- AHV 10.0 以上
現状、リリースされているNutanix CE 2.1ではインストール時のAOSは6.8.1となります。
そのため、上記の環境要件に合わせるためにはLCMの機能を利用し、アップグレードが必要となります。
以下、youtubeにてNutanix CE2.1にて展開したAOS6.8.1の状態で、
AOS7.0.1.6へのアップグレードの画面遷移をyoutubeに記録しました。
是非ご確認ください。
Upgrade to AOS 7.0.1.6 used by LCM (Internet connect)
based on Nutanix CE2.1 (AOS6.8.1)
Nutanix CE 2.1 を初期展開し、
LCM(インターネット接続アリ)の状態で、
AOS7.0.1.6へ一括アップグレードする一連の流れの動画です。
上記のyoutube動画をご確認いただき、
AOS7.0.1.6(執筆時点最新)までアップグレードしてください。
次何すればいい?
みんな大好きADを作ります。
OSはWindows Server 2025です。
作成手順をブログで書くとかなり長くなり、
煩雑にもなると思ったのでこちらも動画にしてyoutubeにアップロードしました。
Install a domain controller on a Windows Server 2025 created on Nutanix CE2.1(AOS6.8.1)
https://youtu.be/G1jGApng4YA
上記のyoutube動画をご確認いただき、
Nutanix CE2.1(AOS6.8.1)上で作成するWindows Server 2025のインストールと、
ドメインコントローラーのインストールを行うようにしてください。
さて、ドメコンは準備できました!
いよいよ、Connection Server を準備!!
今回、Connection Serverをインストールする環境は以下の通りです。
あえてのWindows Server 2022となります。
・Windows Server 2022 Standard (GUI)
さて、なぜWindows Server 2022 にConnection Serverをインストールするのかというと、
Windows Server 2025の場合は、Connection Serverインストール時に、以下のような事象が発生するためとなります。
上記の通り、Microsoft ADAMのエラーが出てしまうため、
Windows Server 2022を使うことになります。
Connection Serverのダウンロードとインストールについては、
動画にまとめてyoutubeにアップロードしました。
Horizon 8 on Nutanix - Connection Server Install
https://youtu.be/KMjxneHf2_U
ここまでで、Horizon 8 on Nutanix を始めるにあたり、
必要な管理系コンポーネントの作成が完了しました。
最後に、展開するVDIのマスタイメージを作成していきます。
Windows 11 22H2 もしくは、Windows 11 23H2の仮想マシンを作成します。
手元では、Windows 11 23H2 のマスタはすでにマスタイメージ化の作業を完了してしまったので、
Windows 11 22H2 VM を利用していきます。
仮想マシンのインストールは通常通り行ってください。
マスタイメージ化するにあたり必要な作業は、OSインストール後となります。
仮想マシンの作成、Windows 11のOSインストールが完了したら、
Omnissa Customer Connect へアクセスし、
OS Optimization Tool というものをダウンロードします。
OS Optimization Tool
- Windows OS Optimization Tool for Omnissa Horizon
https://customerconnect.omnissa.com/downloads/info/slug/virtual_desktop_and_apps/os_optimization_tool/2506
OS Optimization ToolのWindows OS Optimization Tool for Omnissa Horizonは、
Omnissa Customer Connect のアカウントがない場合でもダウンロード可能です。
Windows OS Optimization Tool for Omnissa Horizon をマスタイメージとする仮想マシンにダウンロードしてください。
今回の場合は、Windows11-22H2-Masterという仮想マシンを作成しています。
Windows OS Optimization Tool for Omnissa Horizon というツールは、
Windows 11でsysprepする際に失敗しやすいWindows Storeのアプリケーション類をよしなに削除してくれたり、
無効化してくれたりするツールです。
今回のOmnissa Horizon 8 on Nutanix のBeta版では、
Betaを利用する際のセットアップ方法というpdfが Omnissa Customer Connectからダウンロードすることができます。
そのpdfに、OS Optimization Toolを利用するよう指示がありました。
もともとこの製品にかかわるテクニカルサポートに従事しておりましたが、
sysprep使うよりよほどセットアップが楽なので、商用でVDIのマスターを作るといった際は、
OS Optimization Toolを利用することをお勧めします。
あと、下手に自分で一からやろうとすると、
だいたい失敗するというのもあるので、指示通りにやるということを推奨いたします。
実際のOS Optimization Toolを使ったマスタイメージ化の作業についても動画でまとめておきました。
Horizon 8 on Nutanix - Windows Customization for Golden Images Using Omnissa Optimization Tools
https://youtu.be/zF_fv-_Ns4E
この後、Windows 11 22H2 VM にHorizon Agentをインストールして完了です。
これで、必要な構築はすべて終わりました。
いやー、ほんと大変というか疲れます..
お盆休みが終わってしまいましたが、
構築までは誰でもできるようになったというのは大きいかもしれないです。
それでは、次回 Horizon 8 on Nutanix part2(VDI展開) でお会いしましょう。
お疲れさまでした!