VMware Horizon 8 2006 What’s New??
皆さん、おはこんばんにちはです。
夏本番で、室温が35度を越え始めたあたりから冷房付けざるを得なくなりました。(死ぬかと思ったw)
ほんで、今回はVMware Horizon 8 (2006) が 8/11 (UTC)付けでGeneral AvailabilityとなりましたのでザックリHorizon 7と何が変わったのかを見ていこうと思います。
Contents
Horizon 8何が変わった??
大きくわけて、以下の点でしょうか...
Horizon7で使われていたLinkdClone 廃止
Persistent Disk 廃止
vSAN for Horizon 廃止
Persona Management 廃止
VMware vRealize Operations for Horizon 廃止
Flashを使っていたHorizon AdministratorもHTML5に統合
Dynamic Enviroment Managerがライセンス分けされた
とりあえずはこんなものでしょうか。
一番大きいのは、Linked Clone廃止ってところですかねぇ...
日系企業は基本的にレガシーな技術がダイシュキなので、そういった意味では、Linked Clone → Instant Cloneへの移行が強制化されて私的には良い流れだと思います。
まずは、
LinkedCloneについて
現在、Horizon 7.13系(EOL)まではLinked Cloneがサポートされますが新しくメジャーリリースされたHorizon 8 (2006)からはInstant CloneのみのサポートとなりHorizon8 (2006)におけるLinkd Cloneのパッケージは 2020Q4のリリースをもって完全に削除されます。
Persistent Disk について
削除される理由としては、Instant Cloneと同等機能だしメモリも持っていけるInstant Cloneの方が便利やろ? という判断で消されるみたいです。
いわゆる通常ディスクと呼ばれるものです。
VDIにおいて、通常ディスクを採用している場合その分だけストレージを食われてしまいます。
しかしながら、発生した差分データのみを保存する仕組みであるDelta Disk(差分ディスク)の形態を取っている場合は、使用されるストーレジも最小となり過剰なリソースを設けなくてもよいという観点から
今後は、Persistent Diskを廃止としDelta Diskを利用するよう促すためHorizon 8 (2006)での廃止が決定されました。
vSAN for Horizonについて
これも端的にグローバルのHorizon Productの利用率からみて全く使われてないというところで廃止される機能となります。
このような、切られ方が今回のメジャーアップデートで機能が廃止される大半の理由担っています。w
ちなみに、vSAN for HorizonはVDIで参照するディスクをvSANに入れておけばロードバランサでIOも減るし良いよ!って事みたいだったんですが、All Flashになりつつ現代正直要らねぇなという話みたいです。....
Persona Management について
Persona Managementも古い製品ですからねぇ...
ユーザープロファイルの製品ですが、Dynamic Enviroment Managerが出てから一応後継の扱いになるのでHorizon 8から Persona Managementを廃止にするみたいです。
なお、Horizon 8から Dynamic Enviroment Managerもライセンス分けされます。
VMware vRealize Operations for Horizon について
これは、vRealize関連の製品なのですが vRealize Operationsは未だ多くのお客さんが利用しているのは明白なのですがHorizon add-onとなるとグローバル全体で見た時の利用率は限りなく低い状態にあります。
これを踏まえて、Horizon 8でVMware vRealize Operations for Horizon (V4H)削除してまえーということになったそうです。
以上が、とりあえずHorizon 8で廃止になる機能となります。
廃止理由のほとんどが、製品自体が古くなったからとかグローバルの利用率がそんなに高くない(みんな使ってなさそう)という理由で廃止になるので寂しい気持ちは若干ありますがこうでもしないと日本のレガシー文化は改善されそうにもありません...ね..www
Flashを使っていたHorizon AdministratorもHTML5に統合
これは結構重要なことになりそうです。
Adobe Flash自体が、2020 Q4(12/31)にてサポートが終了します。
これに伴って、VMwareのみならず自社サービスにてAdobe Flashを利用しているところはHTML5への移行が順次進んでいるかと思われます。
VMware Horizonも例に漏れることなくHorizon AdministratorにてFlashを利用してましたので VMware Horizon 7.10より HTML5のAdmin Consoleを利用できるようになり、Horizon8 の登場と同時に今までのFlash版Admin Consoleが完全排除となりました。
Dynamic Enviroment Managerがライセンス分けされた
主に、Dynamic Enviroment Manager Standard とEnterpriseに分かれます。
今まで、Horizon enterpriseしかDynamic Enviroment Managerが使えなかったのですがHorizon Standard Advancedにおいても Dynamic Enviroment Managerの簡易版という形で利用が出来るようになりました。!!
Instant Cloneの利用権限が拡大
今回、Linked Cloneが廃止されたことによってInstant Cloneの利用が推奨されるようになったのですが、Dynamic Enviroment Manager同様Horizon Standard , Advanced においてもInstant Cloneが利用可能になります。
現行のHorizon 7のEOLはいつ???
現行のVMware Horizon 7においては VMware Horizon 7.13が EOL Verisonになります。
そして、EOLは 2022 Q3 となることが予想されます。
移行していない顧客数によって延長サポートとかはあるかもしれません...