VMware ESXiパッチ更新とVMwareToolsのアップデート方法
お世話様でございます。
ここ最近、新しいサーバーを格安で譲っていただきいろいろ楽しみが増えた(貯金残高が、アバババッバって感じ) ピン村でございます。
まずは、新しいサーバーを買ったと申し上げましたがどんなサーバーかをご覧いただきましょう。
えぇ、マジででかいです。
大きさとしては1Uラックなので機械はそれほど大きくもないですが、もろもろ入っている段ボール箱がめちゃくちゃ大きい感じになります。
某Ama〇on と一緒ですね...w
そこで、本題です。
このサーバーにブログ移設する予定だけど後輩君たち管理できるだろうか...
正直、一番厄介な問題です。
というわけで、今回VMwareから配布されるパッチのインストール方法とVMware Toolsのアップデート方法について備忘録的に書いていきます。
まぁ、何はともあれsshで作業するのでVMware ESXi側でsshを有効にしてやります。
画面上のこのように操作をしてください。
sshを有効化するとこのような表示になります。
ここからsshクライアントを使いVMware ESXiにアクセスします。
ssh root@VMware ESXiのIPアドレス
もしくは
1 .
2 .
この順番で進めてください。
teratermの場合はキーボードインタラクティブ認証を使い別途でESXiのパスワード入力を要求されるので指示に従い入力してください。
あと、パッチ適用やVMwareToolsのアップデートにはzipファイルをVMware ESXi側に転送しなければいけないのでWinSCPなどを利用しファイル転送を行ってください。
転送先は、/vmfs/volumes/datastore1になると思います。
ここから、いよいよパッチを適用していきます。
[root@esxi01:~] vim-cmd hostsvc/maintenance_mode_enter
上記コマンドを打つ際、稼働しているすべてのVMを事前にシャットダウンしておいてください。
[root@esxi01:~] esxcli software sources profile list -d /vmfs/volumes/datastore1/pachname.zip
Name Vendor Acceptance Level Creation Time Modification Time
------------------------------- ------------ ---------------- ------------------- -------------------
ESXi-6.7.0-20181104001-no-tools VMware, Inc. PartnerSupported 2018-11-08T08:39:27 2018-11-08T08:39:27
ESXi-6.7.0-20181104001-standard VMware, Inc. PartnerSupported 2018-11-08T08:39:27 2018-11-08T08:39:27
まずは、適用したいパッチのリストを見ます。
パッチを適用する際は、"ESXi-6.7.0-20181104001-standard" と記載があるものを選んでください。
[root@esxi01:~] esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/datastore1/pachname.zip -p ESXi-6.7.0-20181104001-standard
実行後、このような表記になっていれば大丈夫です。
Update Result
Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
Reboot Required: true
VIBs Installed: VMW_bootbank_bnxtroce_20.6.101.0-20vmw.670.1.28.10302608, (以下略)
VIBs Removed: VMW_bootbank_brcmfcoe_11.4.1078.0-8vmw.670.0.0.8169922, (以下略)
VIBs Skipped: VMW_bootbank_ata-libata-92_3.00.9.2-16vmw.670.0.0.8169922, (以下略)
上記のように正常にアップデートできた場合は、reboot コマンドを打って再起動してください。
続いて、VMware Toolsのアップデート方法です。
ssh有効化と
[root@esxi01:~] vim-cmd hostsvc/maintenance_mode_enter
打つところまで一緒です。
基本的に、稼働中のVMはすべてシャットダウンさせてください。
ここから先、コマンドが異なります。
[root@esxi01:~] esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/datastore1/PatchName.zip
実行後、Installation Resultを確認すると、VIBs Installed欄にアップデートしたVMwareToolsの表記があれば正常にアップデートできています。
このあとは、一応システムの内容を変更しているのでrebootコマンドを打って再起動をかけておきましょう。
再起動後、通常通りVMware ESXiの画面までログインすることができればアップデート完了ということになります。
お疲れさまでした!!